経済学の基本的な「ものの見方?考え方」を身に付け、様々な社会現象を理解し、よりよい社会をデザインする!
担当教員牛房 義明 | 所属経済学科 | 専門分野環境経済学、公共経済学 |
ゼミの内容
- ゼミ生には「経済学部生としてこれは理解しておかないと、知らないと」と意識しながら、ゼミに取り組んでもらっています。
- 環境問題(地球温暖化、廃棄物)、エネルギー問題(再生可能エネルギー、電力自由化)、少子高齢問題(年金、医療)、財政問題などについて、経済学の視点から勉強しています。
- ゼミでは、経済学による科学的な分析方法の習得を通じて、物事の本質をとらえる力を養ってもらいます。
- また、統計データを利用して、関心のある現象、問題を分析して、判断できる、意見を言えるようなことも行います。
以下は過去の卒論題目の例です。
- 「介護従事者不足の原因とその対策についての考察」
- 「価格戦略の賃金設計への応用」
- 「日本において起業が少ない現状の考察と改善策」
- 「プロ野球選手がプレーしやすい雇用形態を考える」
- 「サークルの組織運営における満足度について」
ゼミ生はこんなことができるようになる!
- 経済学的な考え方をしっかりと身に付け、応用できるようになる!
トレードオフ、費用便益、インセンティブといった言葉を利用して、自分自身、社会のことを分析できる。 - 実際の社会問題について、なぜそのようになったのか、どうすればよいかについて考える力を養える。
- 人前で分かりやすく報告できるようになる。
- 分かりやすい文章を書けるようになる
- Excel、Gretel、Rなどを利用して統計分析ができるようになる。
- 経済学部出身の学生として恥ずかしくない知識を身に付けることができる。
たとえば、金利が上がれば国債価格はどうなるか、公共事業を行うと経済、財政にどんな影響を及ぼすかを説明できる、といったことです。
ゼミ生 (OG?OB) の内定先
公務員、国税専門官などの官庁系、地方銀行、生命保険会社、進学塾などの民間企業、大学院進学など。
このゼミを目指す人の推奨履修モデル
- 1年次:数学、経済学入門A?B、マクロ経済学Ⅰ、ミクロ経済学Ⅰ?統計学Ⅰ
- 2年次:マクロ経済学Ⅱ、ミクロ経済学Ⅱ、統計学Ⅱ、計量経済学、財政学Ⅰ?Ⅱ、金融論Ⅰ?Ⅱ、国際経済学Ⅰ?Ⅱ
- 3年次:産業組織論Ⅰ?Ⅱ、公共経済学、環境経済学、
- 4年次:卒業研究
ゼミの活動内容
- 2年後期:ゼミ生の顔合わせ、ミクロ経済学、マクロ経済学、統計学の復習
- 3年前期:テキストを輪読しながら、公共経済学、環境経済学を学びます。施設見学。
- 3年後期:卒業論文のテーマの検討。施設見学。
- 4年前期:テキストの輪読。卒業論文作成。主に資料収集と中間報告。
- 4年後期:卒業論文作成と報告会。
その他、随時ゼミコンパ、就職対策などを行います。
ゼミで使用している「テキスト」や「おススメ本(漫画も含む)」
- 植田和弘?梶山恵司編『国民のためのエネルギー原論』、 日本経済新聞出版社、2011年
- 秋山 裕『Rによる計量経済学』、オーム社、2009年
- 雁屋 哲、花咲アキラ『美味しんぼ 101巻 食の安全』、小学館、2008年
- 雁屋 哲、花咲アキラ『美味しんぼ 104巻 食と環境問題』、小学館、2010年
- 雁屋 哲、花咲アキラ『美味しんぼ 105巻 続?食と環境問題』、小学館、2010年
ゼミ指導教員の担当授業
- 経済学入門A
経済学は何を考える学問なのかについて説明します。特にミクロ経済学の基本的な考え方を分かりやすく説明し、その考え方を身に付け、様々な場面で応用できる力を養います。 - 環境経済学
環境問題の原因の1つは経済問題であることを理解し、環境問題の解決のためには経済学の知識がとても有効な道具であることを学びます。 - 公共経済学
自由な経済活動は良いことだと思う人は多いと思いますが、時には困ったこと(市場の失敗)が起きることがあります。困った経済状況がなぜ発生し、どうすれば改善できるかを学びます。