2025年8月30日(土)に福岡市の書店「本のあるところ ajiro」にて、地中海文学をテーマにしたトークイベント「地中海文学への招待 共生と危機の文学を歩く」が開催されます。
登壇者の一人として、文学部比較文化学科の富田広樹先生も参加。スペイン語圏の文学が専門の富田先生に地中海文学というテーマ設定の魅力を聞いてみました。
外国文学をやっていると、割とひとつの地域に閉じこもって研究してしまうことがあるんですが、文学ってもっと自由なものだと思うんですよね。たとえば、○○文学だから読む、みたいなことは考えない。面白ければ読む、面白くなければ読まない。それでいいと思うんです。なのに、専門家になればなるほど、そういうことができなくなってしまう。じゃあ、そういう垣根を一度取りはらって、地中海に面した国々、場合によっては面していない国々まで含めて、ひとびとは何を見つめ、何を考えて暮らしてきたのか。地中海文学というテーマ設定をすることで、そういうことを考えるきっかけとしたいです。そこから、なにが出てくるかは僕たちにもわかりません。ぜひ一緒に考えてください。
ご興味のある方はぜひご参加ください。オンラインでの配信もされる予定です。
参加申し込み方法などの詳細は下記のページをご覧ください。
https://note.com/kankanbou_e/n/n052b67b9ed3d