私は、事業承継に興味があったので、民法と会社法の講義科目と民法専門演習(ゼミ)を受講しました。
講義科目では、テキストやレジュメの要点を自分なりにまとめ、定期試験に臨みました。40数年ぶりの試験は緊張感でいっぱいでしたが、どうにか乗り切り、成績も期待以上の評価をいただきました。
専門演習は、小野教授のご指導の下、「民法判例百選Ⅲ」の中から各自が選んだテーマで、年二回判例研究を行いました。私は、①預貯金債権の共同相続と②嫡出でない子の法定相続分を選び、最高裁民事判例集をもとに概要をまとめるとともに、過去の判例や学説の検討などを行い、レポートを作成しました。その際、大学の図書館は専門書が豊富なので十分活用させていただきました。年度末には、各自の報告をまとめゼミ論文集を作成しました。これは私の大事な宝物です。受講しようか迷われている方は、勇気を出して受講してください。新しい世界が広がります。